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自律神経の乱れからくる更年期症状のセルフケア~更年期基礎④~

執筆者の写真: yogamaya6yogamaya6

更新日:2021年11月14日

自律神経の乱れがあると、強く出やすい更年期症状はなんでしょうか。


・ホットフラッシュ

・多汗

・のぼせ

・手足の冷え

・めまい、耳鳴り、浮遊感(ふわふわっとする感覚)

・動悸、息切れ、手の震え

・不眠

・頭痛

・喉の違和感、つまり

・持病、アレルギーの悪化

・集中力がない、頭の整理ができない、物忘れなど


~自律神経が乱れる原因~

いくつ当てはまるかチェックしてみてください。更年期世代に限らず自律神経が乱れる原因です。更年期世代ではなくても該当する方は、少しでも控える努力を。


・スマホやパソコン、TVなどで目を酷使している

・寝る前にネット、SNSやドラマを観ている

・午後3時以降も珈琲などカフェインをとる

・過度なストレス

・過度なプレッシャー

・多忙、頭脳疲労がある

・不安や恐怖がある

・不規則

・不摂生

・寝不足

・運動不足

・寝酒

・猫背

・呼吸が浅い


現代人に一番多いのは、スマホの影響。

このコロナ禍で一気に、スマホやパソコンを見る時間が増えた方も多いはず。


本来、夜は副交感神経が優位になり、休めたい脳と体。しかし、夜遅くに強い光のスマホなどで、ネット、SNSやドラマを観ると脳は興奮し交感神経が上がります。自律神経のバランスがちぐはぐに。


体よりも頭のほうが忙しく、夜になっても、お布団の中でも、仕事のことや家族のこと、明日のこと、未来のことを考え、頭脳が一日中フル回転していないでしょうか。


そして、この一年コロナの影響で私たちの生活は一変しました。環境の変化、ストレスや不安が多くなると、自律神経が乱れ、連動して、ホルモンバランスも乱れます。更年期症状が強く出てる方も多いです。


生活習慣以外にも私たちは自律神経が乱れる原因があります。


・卵巣の老化による女性ホルモンの減少(個人差はありますが、45歳くらいから急激に減少します)

・寒暖差(暑い日や寒い日が繰り返されたり、エアコンの影響など)

・気圧の変化(季節の変わり目や台風の影響など)


現代女性は、よっぽどケアしないと、自律神経は乱れて当たり前な生活環境にいます。


~体験談~

・眠るまでに時間がかかる。物音に敏感になり、なかなか眠れない。


・夜中に何度も目が覚めてしまう。目覚めた時に、動悸がして心臓が悪いのかと思った。


・突然、暑くなり汗がでてきますが、周りの人は暑くなさそう。ひとりで汗をかいているのが恥ずかしく、汗をかいたらどうしようと外出が億劫になる。


・時々、フワッと意識が遠のくような感覚があり、脳の病気かと思って怖かった。


・目眩に悩まされてます。外出が怖いです。


・集中力低下や物忘れが激しくてアルツハイマーではないかと不安になった。


・落ち着いてたアレルギー症状やメニエール病が悪化した。



~おすすめヨガポーズ~

自宅で簡単にできるおすすめポーズは、猫のポーズです。自律神経が走る首から腰にかけての背骨をストレッチすることです。



①四つん這いになり、吐く息で丸い背中に。肩甲骨と肩甲骨の間を高くして、開いてあげるようにすると、肩周りや背中のコリも改善されます。首は力を抜いてください。




②吸う息で、腰を反らせるのではなく、胸を開いてあげるのがポイント。とくに猫背の方は、一日中丸まってた胸を開いて呼吸を入れてあげましょう。



③慣れてきたら、背骨をひとつひとつ波のように動かすイメージでしなやかに、呼吸を止めないように繰り返します。



~日常でできる簡単セルフケア~

①腹式呼吸をする

ご自分の呼吸数を1分間、計ってみてください。吸って、吐いてで1呼吸です。

12回以上なら呼吸は浅く交感神経が高めの状態。猫背の方は、呼吸が浅くなります。

意識的に深い腹式呼吸をしてみましょう。これなら、いつでもどこでもできます。

息を吸ってお腹を膨らませ、心地よく吐くだけです。

吸う息よりも吐く息を少し長めにしましょう。

上がり過ぎている交感神経を鎮め自律神経を整える効果が期待できます。


②入浴の際に、温かいシャワーを首の辺りから、お尻のあたりまで全体にかけてください。背骨へ適度な刺激を与え、温まることで血液循環がよくなり、自律神経を整える効果が期待できます。私の大好きなセルフケアのひとつ。とっても気持ちが良いですよ。


~ヨガクラスでケア~

ヨガは自律神経を整えるポーズや呼吸法がいっぱい。どのクラスでも自律神経を整えることを考えていますので、お気軽にご参加ください。

6/12(土)「女性のためのヨガ」では、今回のことを説明しながらヨガを行っています。見逃し配信サイトからご覧ください。(見逃し配信は視聴期間があります)

ヨガサークル「女性のためのヨガ」は6月より再開になりました。

久しぶりにお会いできるのを楽しみにしております。







~髙杉詩帆・プロフィール~ 20代から重度の子宮内膜、腺筋症、チョコレート嚢腫を患い、辛い生理痛、PMS、排卵痛で元気で過ごせるのは月のうち5日程度でした。

副作用の強い投薬治療や手術の経験から、自分も含め一人でも多くの女性が健やかに過ごせるように改善と予防の勉強と実践をし続けています。自身も再発せずに9年になりました。

現在は更年期世代に入りましたが、若い頃よりも、からだも気持ちも健やかに過ごせています。

ヨガクラスでは、PMS、生理痛、更年期、閉経後のケアにとても大事な「温める」「巡りを良くする」「しなやかな骨盤底」「心のケア」をコンセプトにした女性のためのヨガを伝えています。

体調改善、再発予防のために、ヨガ、アーユルヴェーダ、心理学、西洋、東洋に関わらず、いろんなことを勉強し、実践してわかったこと、効果が出たものは、昔々から言われている大事な原点ばかりでした。

どんな病気も基本のケアは同じ。 私の経験も折り込みながら、女性の心やからだのこと、ヨガやアーユルヴェーダの知恵を楽しく学べるように発信していきます。

どうぞよろしくお願い致します。

㈱Maya代表 / 女性のためのヨガインストラクター / メンタルケア心理士 / 准メンタルケア心理専門士 / 腸セラピスト

 
 
 

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