「卵巣の老化により、女性ホルモンの分泌量がガクンと減るから。」と、ここまでは、多くの方がご存知だと思います。
しかし、ただ、減るだけではないから辛いのです。
現代医学で分かっていることをざっくりおさらい。
女性ホルモンが徐々に減ってくれれば、身体も対応しやすいのですが、アップダウンを繰り返しながら、減っていきます。
「今月は調子いいかも。」と、思ったのに、次の月は辛いという経験をしたことはありませんか?
こんな風に、アップダウンを繰り返しながら減っていくため、身体がついていけず、体調面でも、精神面でもアップダウンが起こります。
アップダウンって本当に辛いです。
人格が変わったかのように、やる気があったり、なかったり。
更年期の辛い症状が強く出る方、出ない方もいますが、環境の変化、ストレスや自律神経の乱れなどでも、強く出る時があります。
辛い症状が強く出る方は、精神的に弱いからではありません。
女性ホルモンに限らず、ホルモンに対する感受性は、人それぞれで生まれつき違うこともわかっています。
戦後の女性の平均寿命は約50歳。
現在の女性の寿命はどんどん延びて100歳を目指しています。
しかし、寿命が延びても、平均閉経年齢は昔と同じまま。
私たち現代人は、女性ホルモンに守られることなく、何十年も過ごします。
だからこそ、現代女性はセルフケアが大切になってきます。症状が強く出る方は、なおさらセルフケアを大切にしてください。
女性ホルモン(エストロゲン)の力って、女性の外見の魅力をアップするだけではないのです。それでは、どんな力があるでしょう。
・女性らしいボディライン
・肌・髪の潤い、艶を保つ
・妊娠しやすいからだに
・代謝を促し肥満予防
・自律神経を整える
・骨を丈夫にする
・関節をしなやかに保つ
・血管をしなやかに保つ
・脳の機能を維持する
・善玉コレステロールを増やす。など。
急激に女性ホルモンが減少する更年期には、肌や髪の状態が悪くなるだけでなく、からだの中の潤いもなくなりますから、あちこち痒い、関節のあちこちが痛い、腱鞘炎、四十肩、五十肩。。と、不調がでてくるわけです。
ストレスや多忙、スマホやパソコンの見過ぎで、自律神経が乱れれば、連動して女性ホルモンも乱れますし、自分の弱いところが出てきます。ホットフラッシュ、不眠や、めまい、耳鳴り、精神的にも不安定に。
閉経すると、骨粗しょう症、動脈硬化、歯周病、目の病気、癌、認知症のリスクがどんどん上がってきます。
現代女性は、これらを緩和・予防するために、セルフケアがどんなに大事かわかって頂けたと思います。
現代医学から分かってきたことを、ヨガやアーユルヴェーダ、心理学ではどんなケアができるでしょうか。
実はたくさんたくさんあるのです。
ヨガクラスにご参加されてる方は、耳がタコになるくらい聞かされてると思いますが(笑)
「もうその話聞いたよ。」と、思われたら、セルフケアもできるようになった証拠ですからとても嬉しいです。
次回から、ブログでもセルフケアの方法もおさらいしていきましょう🎵
髙杉 詩帆
~プロフィール~
20代から重度の子宮内膜、腺筋症、チョコレート嚢腫を患い、辛い生理痛、PMS、排卵痛で元気で過ごせるのは月のうち5日程度でした。
副作用の強い投薬治療や手術の経験から、自分も含め一人でも多くの女性が健やかに過ごせるように改善と予防の勉強と実践をし続けています。自身も再発せずに9年になりました。
現在は更年期世代に入りましたが、若い頃よりも、からだも気持ちも健やかに過ごせています。
ヨガクラスでは、PMS、生理痛、更年期、閉経後のケアにとても大事な「温める」「巡りを良くする」「しなやかな骨盤底」「心のケア」をコンセプトにした女性のためのヨガを伝えています。
体調改善、再発予防のために、ヨガ、アーユルヴェーダ、心理学、西洋、東洋に関わらず、いろんなことを勉強し、実践してわかったこと、効果が出たものは、昔々から言われている大事な原点ばかりでした。
どんな病気も基本のケアは同じ。 私の経験も折り込みながら、女性の心やからだのこと、ヨガやアーユルヴェーダの知恵を楽しく学べるように発信していきます。
どうぞよろしくお願い致します。
㈱Maya代表 / 女性のためのヨガインストラクター / メンタルケア心理士 / 准メンタルケア心理専門士 / 腸セラピスト
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