私たち現代人は、栄養を意識していますが、意識するあまり食事量をとりすぎて常にお腹いっぱいになるまで食事をしがちです。
アーユルヴェーダ(東洋の伝承医学)では、消化できなかったものはすべてアーマという毒に変わります。
『オーガニックや食にはこだわってるから大丈夫!』と思っていたら大間違いで、例えオーガニックでも食べすぎて消化できなかったものは残念ながらアーマ😢
食べてすぐ寝たら消化できませんので、これまたアーマ。
その毒が体を滞らせ、あらゆる病気の素となっていくと考えます。
そこで、体を中からデトックスするには週1~2のプチ断食がおすすめ。
プチ断食がオススメな方
該当するものがひとつでもあればぜひお試しを
・疲れやすい
・寝起きがだるい
・すぐ休憩したくなる
・やる気がでない
・イライラするまたは不安になる
・食べ過ぎ、飲みすぎ
・浮腫み
・痩せにくくなった
・体のあちこちが痛い
・便秘(残便感がある、臭い、重く沈む、べったりしている)
・おならが臭い
・生理痛が重たい
・PMSまたは更年期障害の症状がある
・皮膚炎の悪化
・アレルギーや持病がある
<プチ断食メニュー>
いたって簡単、シンプルです。持病やアレルギーがある方は週二回がオススメ。週二回行う方は2日連続で行います。
朝起きたら白湯を飲む。
朝食はおかゆ
昼食はおかゆ
夕食はおかゆ
お腹が空いて眠れそうもない時は、遅くとも寝る1時間くらい前までにホットミルクにギーを小さじ1~大さじ1ほどお好みで入れて飲み終えます。
ギーがない時はホットミルクだけでもOK。
(ギーの作り方は下記参照、ネットでも買えますが自分で簡単に作れますし安上がりです。)
*牛乳は必ずホット。
おかゆと一緒には取らないでください。
有機牛乳やパスチャライズ、ノンホルモンの良いものを飲みましょう。
(ライフに売ってます。)
*牛乳が飲めない人は無理して飲まなくて大丈夫。白湯で過ごしましょう。
豆乳に変えるのは成分が全く違うのでNG
*おかゆのだしは、和風だしでも鶏がらでもなんでもオッケー
ただし、無添加のものを。お醤油を入れてもオッケーだけどできるだけ薄味で。
*胃腸を休めるのが目的の一つですので固形物がゴロゴロ入っている具だくさんなお粥ではなく流動食をイメージしてください。
*プチ断食中のおかゆには酸味・辛味・強い塩味を入れない。
少量の岩塩や天然塩はOK(たくさん入れるのはNG)
*食事と食事の間の水分補給は白湯で過ごす。
カフェイン・アルコールはNGとなります。
白湯はとても素晴らし飲み物なのですよ。
余分な体重を減らす、胃腸の浄化、便秘の解消、美肌、冷え改善、肩こり改善など嬉しいことばかり。だからといって飲み過ぎてお腹の中でちゃぽちゃぽしてたら冷えます。
なんでもほどほどに。
〈ギーの作り方〉
最近はなんとcookpadでも詳しく紹介されてますのでリンクを貼ります。便利な世の中になりました😌
黄金色したギーの完成。

*涼しいところで保管。
ホットミルク以外にも、普段の料理の油として、トーストにかけて、岩塩をパラパラ振って食べると最高に美味しいです。美味しいので食べ過ぎ注意。
<ギーの効果>
・体の中の老廃物を浮かして便と一緒に排出してくれる。
・便秘解消
・記憶力アップ
・若返り
<プチ断食継続してる方の声>
・快便
・寝起きが辛くない
・体が軽くて心も元気
・浮腫みが消えてる
・おしっこの出がよくなった
・理想の体重になった
・アレルギーや持病の緩和
など
毎回のお粥で汗ばむのがグッド!汗をかかない方も続けると汗ばむようになりますよ。
*体が不純なものを出そうと、頭痛や吐き気、口臭、舌のこけ、湿疹などの症状がおこる場合もあります。
無理せず、動機や息切れがするようなら中止してください。プチ断食の目的は試練や苦行ではなく、体と心の浄化です。ストレスや不調を感じるようなら中止しましょう。
*急な予定や誘惑に負けて断念することになったら、自己嫌悪に陥らず、暴飲暴食に走らす、控え目な量または普通の量の食事をし、また翌週にチャレンジしましょう。
<翌朝>
プチ断食後、いきなり重たいものをたべないように注意してください。
朝は、ホットミルクまたは、お粥やスープ、トーストにギーなど軽めにとります。
10時~14時の間は消化力が一番強い時間帯なので、この時間に普通食に戻していきます。
断食後の食事は腹8分目を心がけて、3食だいたい同じ時間に食事をとること、次の食事までにちゃんと消化ができることがアーマを溜めないコツです。お腹がグーっと鳴ったら胃腸のお掃除が終わり次の食事をするサインです。
<プチ断食に向かない人>
プチ断食前だから今のうちに食べておこうと暴飲暴食になるかた(笑)
だったら毎日ほどほどに食べる生活のほうが良いです。
〈Q&A〉
プチ断食中に貧血になる
貧血気味のかた、断食中に立ちくらみをしてしまうかたは、肉の出し汁にしたり鉄分があるあさりやハマグリの出し汁にするといいでしょう。また小松菜など小さく刻み鉄分のあるものを入れてください。
毎日の食事で鉄分をしっかり補えてるかも大切です。
プチ断食中に口内炎ができる
断食中に頭痛や吐き気の症状が出る人がいるように口内炎が出る人もいます。
断食中の症状は実に様々で、逆に断食することにより口内炎が出なくなったということも多いです。
口内炎は塩分や水分がうまく排出されていないと、体が浮腫むように口の中も浮腫み噛んでしまい口内炎になります。
その他には、現代医学ではストレスや疲労、ビタミンB不足など言われます。
口内炎が出来やすい人にお勧めなのが牛乳うがいです。
①朝、晩1回、牛乳を5分程度、口いっぱいに含めてから吐き出します。(分泌物も一緒に出したいので飲まないこと)
そして口を水ですすぐ。
おなじ要領でごま油(太白ごま油)うがいをすると歯槽膿漏改善、デトックス効果があると言われています。ごま油は温める作用があるので、口内炎や炎症があるときは、ごま油は使いません。
生理中でもできますか
できます!生理中はゆっくりお過ごし頂くために強いヨガもお休みしますが、緩やかなストレッチやヨガ、そしてプチ断食はオススメです。
腸にたくさん詰まってると生理痛が重たくなる方がいます。プチ断食で生理痛が和らぐという報告はとても多く頂いてます。
経血過多の方は、血と水分が多く失われますので水分補給を忘れずに、日々の中で血を増やす食べ物をしっかりとるようにしてください。
プチ断食中、運動はできますか
プチ断食中に緩やかなヨガはとてもオススメです。デトックス効果を高めてくれます。プチ断食後に身体がしなやかになった。動きやすくなる方が多いです。他のスポーツも特に問題ありませんし、パフォーマンスが上がる方もいらっしゃいます。しかし、全員がそうではありませんので不安な方や運動中にくらくらするなどありましたら中断していただいても構いません。
最後に
私がプチ断食を始めたのは6年前くらいです。
当時、アレルギーや持病の悪化や再発を防ぐためにアーユルヴェーダの病院に通い教えてもらいました。
当時の私は病気の根絶を目的としていましたが、病気と戦う中でふと『私は何と、誰と、戦っているんだろう?』と、思いました。病気も自分の一部なのに敵のように扱うことは、自分に対して戦闘モードになっていて自分自身といつも喧嘩をしているのではないか。
ヨガは「自分と仲良くなりなさい。」と教えられます。自分と仲良くなって、からだと心の声を聞いてあげて上手に付き合うことが大切。
病気にならないで済むならそれにこしたことはないけれど、病気だからと言って、敵のように扱ったり、病気になった自分に罪悪感を持ったり自信を失くす必要はありません。
それは病気だけでなく、コンプレックスもです。
アレルギーや持病が悪化しているときは、『ちょっと、最近私のこと無視して、からだも心も酷使しすぎよ!もっと私を見て!』のサインです。
他の誰からでもなく、自分が自分を可愛がってあげないと機嫌は治りません。
コンプレックスも同じで、他の誰からでもなく、自分がダメな自分も認めてあげるまでコンプレックスのまま。
ヨガやプチ断食は修行ではなく、毎日、頑張っている、からだと心を可愛がってあげる時間。
『自分を大切にする時間』です。
ご質問などありましたらコメントやメールなどでお気軽にお問い合わせください😌
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